運転業務に従事する前に、おこなわれるのがアルコールチェック。
しかし反応がなくても、
「昨夜はかなり飲んだ。本当に大丈夫かな?」
「ちょっと頭痛がする…」
といった経験がある人もいるのではないでしょうか。
実は、アルコール検知器は種類によって精度の高さが異なります。
そのため、微量のアルコールも検知できる高性能な製品を導入することが大切です。
加えて、目視や対面確認によって従業員の様子を見極めることも必要ではないでしょうか。
そこで今回は、目視で確認すべきポイントやアルコール検知器の性能比較について解説します。
日本人はなぜアルコールに弱いのか
実は、日本人はそもそもお酒にあまり強くありません。
アルコールの摂取によってアセトアルデヒドという有害物質が発生します。
これを分解するための「ALDH(アルデヒド脱水素酵素)2」という酵素が体内にありますが、日本人の44%はこれが欠損しているとの報告があります。
つまり、遺伝的に日本人はお酒が強くないのです。
しかし一方で、飲んでも顔が赤くならない、たくさんのお酒を飲んでも体調が悪くならない、といったお酒に強い人もいます。
そのため、このような人たちは体内にアルコールが残っていても、「自分は大丈夫、酔っていない」と考えてしまい、酒気帯び運転につながる可能性があります。
よって、目視による確認やアルコール検知器を使った検査が重要です。
酒気帯びの確認の基本は目視や対面によるチェック
酒気帯びの確認において、目視や対面での確認は大きな効果があります。
たとえば自動車を利用する従業員に酒気帯びの確認をするときには、以下のような点に注意しましょう。
- 顔色や目の動き
- におい
- 話し方
顔が赤いなどは、一目見ればわかります。
目の動きなども、アルコールが残っていると一点を凝視するいわゆる「据わった状態」になりがちです。
においは、口臭で確認するといいでしょう。
アルコールが残っている場合は、においも残っていることがほとんどです。
話し方も過度に陽気だったり、逆に会話が成立しなかったりするなど、いつもとの様子の違いわかりやすいでしょう。
出張中など対面での確認が難しいときも、モニターなどを利用して可能な範囲で確認してください。
このような対応が、酒気帯び運転を事前に食い止める重要な役割を果たします。
[ctasem]
アルコール検知器を使用するなら精度の高い製品がおすすめ
目視での酒気帯びの確認も大切ですが、より正確に確認するならアルコールチェッカーの利用をおすすめします。
半導体式センサーを搭載している検知器は、安価で入手しやすいです。
製品の多くがこのタイプなので、導入にコストがかかりません。
しかし、計測時の外部環境の変化などを受けやすく、数値が安定しにくいというデメリットもあります。
つまり、体内に残っているアルコールを検知しきれず、警察が使用しているような精度の高い検知器ではアルコールを検知してしまうかもしれません。
そのため、アルコールチェッカーの使用体制が整えば、精度の高いアルコール検知器に移行していくことも検討してください。
コストはかかりますが、アルコール以外の成分を検知しません。
また、体内に残っている微量のアルコールをしっかり検知するため、実は酒気帯び運転に該当した、といったミスもなく、信頼性が高いです。
運転する人が「飲酒運転をしない」ことはもちろんですが、周囲の人も「させない」ことで防げます。
そして、目視や対面での確認とアルコールチェッカーの使用の併用はより効果的です。
従業員やその家族を守り、企業全体として安全に対する意識を高めるためにも、飲酒運転撲滅に向けて対策してきましょう。
飲酒運転は目視とアルコール検知器の両方で防ごう
今回は、飲酒運転撲滅に向けた目視や対面、アルコールチェッカーによる認やその効果について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
日本人はそもそもお酒に強くありません。
一方で、自分は大丈夫、酔っていないと考えてしまいがちです。
そのため、目視はもちろん、精度の高いアルコール検知器での確認は大切な役割を果たします。
さらに、こういった仕組みづくりを行うことで、企業全体として飲酒運転をしない・させないという風土を作り上げていくことが可能です。
目視で従業員の様子をしっかり確認した上で、本当に体内にアルコールが残っていないかをアルコール検知器で調べましょう。それが従業員や周囲の人々、そして企業全体を守ることにつながっていきます。
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