身の回りには、アルコールを含む商品が数多く販売されています。
チョコレートなどのお菓子類や奈良漬けなどのお漬物、酒粕など、多種多様です。
こういった商品はビールやワインといった酒類とは異なり、アルコールが苦手な人でも気軽に食べられることが多いのが魅力。
しかし、アルコールを使った商品であることは違いありません。
実際にアルコール検知器でチェックしたとき、大丈夫なのかと心配になったりしませんか?
そこで今回は、アルコールを使った商品を摂取したあと、アルコール検知器を使ったらどのような結果が出るかをまとめてみました。
ビールなどの酒類との比較も紹介していますので、ぜひご覧ください。
アルコールを含む商品を食べたらアルコールチェッカーで検出されるって本当?
お菓子などは、気軽に購入して口にすることができます。
実はこういった商品を食べた後、アルコールチェッカーでチェックをすると基準値を超えてしまうことがあるのです。
酒類ではなく、なにげなく食べたものでアルコールが検知されると本当に困りますね。
では、どの程度の量を食べると、アルコールが検知されてしまうのでしょうか?
アルコールを含む商品を食べてからアルコール検知器で調べてみよう
そこで、アルコールを利用した商品をどのくらい食べたらアルコールが検知されるのかを調べてみました。
試したのは、以下の商品です。
- 奈良漬け
- ウイスキーボンボン
- 甘酒
- アルコール入りチョコレート
それぞれを食べたあと、アルコール検知器でチェックした時の数値をまとめました。
商品 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
奈良漬け | 0.07mg | 20gを食べたあと |
ウイスキーボンボン | 0.05mg | 1粒あたり |
甘酒 | 0mg | 甘酒は清涼飲料水扱い |
アルコール入りチョコレート | 0.5mg | 1箱あたり |
アルコール検知器での基準値は、1リットルあたり0.15mg未満です。
そのため、アルコール入りチョコレートは0.5mgとなり、基準値を大きく超えてしまいました。
ただし、これはチョコレートが口の中にある時の結果です。
チョコレートを飲み込み、口をすすいでから検査すると0mgになりました。
それ以外の商品についても、特に基準値を超えることはありませんでした。
特に甘酒は、アルコール度数が1.0%以下の清涼飲料水と定義されています。
甘酒を作る過程においてアルコール度数は高いものの、甘酒自体にはアルコールは含まれていません。
そのため、子どもやお年寄り、運転手などでも気軽に飲むことができます。
もちろん、大量に摂取してしまうと基準値を超えることがあるかもしれません。
しかし、適正な量を食べ、さらにその後うがいなどをすることで、検知器に引っかかることはなくなります。
ビールを飲んだあとのアルコール検知器の結果を調べてみた
では、ビールなどのアルコール飲料ではどうでしょうか。
350mlの缶ビール1本を飲んだあと、アルコール検知器で調べてみました。
個体差はありますが、普段アルコールを飲まない人であれば0.6mg、日頃から飲酒を嗜む人でも0.17mgと、基準値を超えてしまいます。
もちろん、これ以上飲酒すれば数値も高くなるので、酔った自覚がなくても缶ビール1本で飲酒運転とみなされます。
また、アルコールの分解には時間がかかります。通常、500mlのビールやグラスワイン2杯であれば、分解されるまで4~5時間かかるといわれています。
体質によっては8~10時間ほどかかる人もいるのです。
夜遅くまで飲んだ次の日など、自分では大丈夫と思っていても、体内にアルコールが残っている場合もあります。
そのため、業務を開始する際はしっかり検査すること、また検知されたら絶対に自動車には乗らないことが重要です。
まとめ
アルコールを含むさまざまな商品について、アルコール検知器でチェックしたときの数値を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
身の回りには、意外とアルコールが含まれている商品が多く、なにげなく口にすると、検知器で検出されてしまうことがあります。
もちろん、食べたあとにうがいなどをすれば検出されなくなることがほとんどですが、あまりに大量に摂取すると反応してしまうこともあります。
そのため、こういった商品を口にしたあとも注意が必要です。
食べたあとは口をゆすいだり、少し時間をおいて検査したりするようにしましょう。
アルコールマネージャー® BACtrack®のような高精度な業務用のアルコール検知器を使用すると、よりシビアな測定が可能です。
業務でアルコール検知器を使用する企業様には、精度の高い商品を使用することをお勧めします。
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