BACtrack®は2013年米国サンフランシスコで誕生。
2023年、誕生から10年を迎えます。そこで「BACtrack®がなぜ、アルコール検知器業界のパイオニアかつリーダーであるのか」その歴史をご紹介しましょう。
日本でもアルコールマネージャー®をすでに手にして下さった皆様、そして、これから手にされる皆様にもその歴史と実績を誇りに感じていただけることでしょう
アルコールマネージャー® BACtrack®の感動的な始まり
BACtrack®の物語は、CEO兼創設者であるKeith Nothackerの物語であり、個人用と業務用として、正確で信頼できる安価なアルコール検知器を市場に投入するための14年以上に及ぶ闘いの物語です。
彼の物語は、粘り強さが実を結ぶということを教えてくれます。
ペンシルべニア大学の学部生だったKeithは、ある時、「一般市民が自分の血中アルコール濃度を測定する方法がないのに、なぜ0.08%以上で逮捕されて刑務所に送られるのだろう」という合理的ではあるけれど普通ではない考えが思い浮かびました。
そして、飲酒運転の防止と人命救助のために、Keithと彼のチームは、消費者向けアルコール検知器を開発しました。
Keithがアジアからアルコール検知器を輸入し始めたのは、2003年のことでした。
これを知ったFDAは、「FDA*¹の認可を受けていない製品」として、出荷を差し止めました。
実は、当時はFDAの認可を受けたアルコール検知器自体が存在していませんでした。
そこでKeithたちは、FDAと協力して、個人用アルコール検知器の評価基準を作りました。
FDAと密接に連携し、性能要件、パッケージ・ラベリングの基準など、総合的な評価基準を設定しました。
Keithたちが新たに設定したこの評価基準は、他のアルコール検知器がテストされる際に使われています。
このようにKeithは新製品の開発だけでなく、この分野の規制の枠組みづくりにも貢献しました。
幸いなことに、BACtrack®はこのプロセスを通じて、FDAから510(k)認可*²を得ることができました。
BACtrack®は米国で個人用アルコール検知器を製造、販売する最初の企業となったのです。
しかし、それはまだ始まりに過ぎませんでした。
FDA*¹とは、アメリカ合衆国保健福祉省(HHS)の一部門で、アメリカ食品医薬品局(FDA, Food and Drug Administration)のこと
510(k)認可*²とは、米国で医療機器を販売するために、アメリカ食品医薬品局(FDA)に提出する市販前認可申請のことです。
今でこそ一般消費者が個人用アルコール検知器を購入することは、一般的になってきたかもしれませんが、2000年代初頭は違いました。
当時、アルコール検知器は主に警察のためにのみ存在していました。
KeithとBACtrack®チームは何年にもわたって、CESをはじめ、数え切れないほどの地元、地方、全国規模のショーやイベントに出展してきました。
その目的は、個人用アルコール検知器を認知させることでした。
やがてBACtrack®は、個人向けアルコール検知器から、警察、軍、病院、診療所から信頼される業務用アルコール検知器まで、幅広いラインナップを展開するようになりました。
さらにメディアからの評価も高まりました。
Keithはアルコール検知器の専門家としてDr. Phil Showに出演したのをきっかけに、2回目のDr. Phil出演、The Doctorsへの出演、さらにOprah’s All Stars、MythBustersなどの知名度の高い番組への出演を果たしました。
そして開発の集大成として、2013年4月に世界初のスマートフォンに対応したアルコール検知器「BACtrack® Mobile」を発売しました。
さらに、その翌年には、スマートフォン用アルコール検知器「BACtrack® Vio※」を発売しました。
現在では、これらの製品はApple Watchやヘルスケアアプリと連携されています。
ヘルスケアアプリではBACレベルが睡眠、活動、健康全般にどのような影響を与えるかを確認することができます。
※現在はBACtrack® Vioは販売されていません
BACtrack®製品は、現在、人々が飲酒中に責任ある判断をするのを助け、数千人とは言わないまでも、数百人の命を潜在的に救っています。
BACtrack®が業界のパイオニアかつリーダーとしての地位を確立したため、Costco、Walgreens、BestBuyなどの全国規模の大手小売店はBACtrack®製品を取り扱っています。
Keith Nothackerの努力のおかげで、現在、個人用アルコール検知器に対する消費者の意識は広く浸透しています。
日本でもアルコールマネージャー® BACtrack®をすでに手にして下さった皆様、
そして、これから手にされる皆様にもその歴史と実績を、誇りに感じていただけたことでしょう。
「携帯型アルコール検知器が飲酒運転を防ぎ、命を救うということ」
私たちもその想いに強く賛同し、日本国内総代理店として飲酒運転ゼロに向け、尽力して参ります。