安全運転管理者として運行の安全を守る毎日、お疲れ様です。
近年の異常気象により、その役割はますます複雑で困難なものとなってきました。
最近、安全運転管理者に任命されたという方などは、天気予報にひやひやしてしまう日もあるのではないでしょうか。
気象が安全運転にどのように影響を及ぼすかを理解するには、まず”ゲリラ豪雨”を想像してみてください。
突如として空から水の洪水が降り注ぎ、まるで空からバケツをひっくり返したかのような状態です。
あるいは突然の雷雨による落雷、線状降水帯の発生、河川の氾濫、ダムの緊急放流など、これら全てが運行の安全に影響を及ぼします。
そんな時こそ、安全運転管理者としてのあなたの出番です!
異常気象時の措置は、無事に運行を続けるために不可欠です。
あなたが指示を出すかどうかで、全てが決まるのです。
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異常気象がもたらす具体的な問題とその対策について考える
ゲリラ豪雨や線状降水帯の発生による激しい天候不良
突然の激しい大雨により、発生の可能性が非常に高まる事案として、道路の冠水、河川の氾濫、場合によってはダムの緊急放流など、様々な状況が考えられます。
このような時。
安全確保に必要な措置として、運転を停止し、運行の再開が安全に行えるまで、安全な場所で待機することが最善の場合もあるでしょう。
アンダーパスは回避します。
アンダーパスは、排水が追い付かず冠水するおそれがあるからです。
このことは事前に教育が必要な部分となります。
また増水した河川には近づきません。
氾濫のおそれが高まるためです。
たとえその時にその場で雨が降っていなくても、上流部で雨が降り続いている場合があります。
そういった場合、晴れていても水位が増加していきますので、異常気象時には河川には近づかず安全なルートを走るよう指導が必要です。
あまりに水量が増えた場合、ダムからの緊急放流なども行われる可能性があります。
すると、下流域は一時的に危険な状態になることが想定されます。
放流の情報についても把握し、必要に応じて運行ルートを変更したり、運行を一時停止したりすることが重要です。
さらに、山間部を走行する場合。
大雨で地盤がゆるむと崩落の恐れがあります。
走行する位置が谷川に寄り過ぎないようにするなどの工夫が必要です。
また、斜面から土石が落ちてきていたり、水が流れ出している場合は、すぐにその場から離れる必要があります。
地滑りや土石流など、土砂の崩落の可能性があるためです。
事前に天候を予測する
自然を相手には予測も難しくなることがありますが、天気予報は我々の最良の友です。
特にゲリラ豪雨や突然の雷雨など、予期しない天候変化によって運行が困難になることもあるので、事前に天候の動向をチェックし、異常気象の可能性がある場合は準備を整えることが大切です。
道路が使用不可になると、運行に大きな支障をきたしますので、予報情報を随時チェックし、事前にルート変更の指示を出すことが求められます。
ルートの変更をしたほうが良い場合の対応
異常気象が予想される場合や、すでに発生している場合、運行ルートの変更が必要となることがあります。
その際は、可能な限り安全なルートを調査し、その情報を運転手にタイムリーに伝えることが重要です。
予め、危険な天候が予想される場合の代替ルートを計画しておくことが有効です。
以上が、異常気象時に考えられる状況とそれに対応するための基本的なアクションです。
しかし、毎回同じ対策が有効とは限りません。
それぞれの状況に対応し、適切な判断を下すことが求められます。
そして何よりも、予期せぬ事態に備え、日頃からリスクを評価し、対策を計画しておくことが大切です。
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まとめ
異常気象時の運行は、一見難しそうに思えるかもしれませんが、事前の予測と適切な対策で乗り越えることができます。
何より大切なのは、日頃からの準備と、その場の判断です。
それぞれの状況に対応し、自分自身で最善の決定を下すことが、安全運転管理者としてのあなたの役割です。
ぜひ、想像してみてください。
- ドライバーはあなたの指示により、困難な状況を乗り越えることができます
- 乗客は安心して目的地へと到着できます
- 荷物は、必要としている方の手元に届きます
安全運転管理者の皆さん、いつも安全を守っていただきありがとうございます!
そしてこれからも、平穏な毎日を、よろしくお願いいたします。
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