2022年11月1日、Twitterで「蒸しパン」がトレンド入り。
高槻市の市営バスにおいて、運転手が乗車前のアルコールチェックでアルコールが検知されたことが発端でした。
なんと、運転手は「出勤前に蒸しパンを食べて」アルコールが検知されてしまったのです!
検知されたアルコール数値は、0.11mg/L(呼気1L中に0.11mg)。
Twitter上では
「飲酒ではないのに?」
「お酒と蒸しパンに含まれるアルコールの程度の差は考慮されないの?」
などの、アルコール検知器に対する様々な声が上がりました。
しかしながら、アルコールチェッカーは「飲酒検知器」ではないため、
「お酒を飲んだ」ことと「微量にお酒を含んだものを食べた」の違いは判断しません。
即ち、そこにアルコール成分があれば、正確にその数値をはじき出すのです。
むしろアルコール成分があるのに、数値を計測しない方が大問題ではないでしょうか。
蒸しパンに含まれる微量なアルコール成分を正確に検知した面からも、市営バスでは高精度なアルコール検知器を導入して業務行っていることがわかります。
これは日ごろ高槻市のバスを利用する高槻市民からすれば、大変安心な情報とも言えますよね。
アルコールチェッカーを取り扱うメーカー各社は、弊社も含めサイト上などで日頃より情報を発信しています。
その中でもお役立ていただけるだろう情報のひとつが「飲酒をしていないのにアルコールが検知された場合」についてです。
「飲酒をしていないのにアルコールが検知された場合」について
アルコール検知器を利用する15分前から控えたい事
- 歯磨き
- コーヒー/紅茶などカフェインの摂取
- 飲酒/飲食 ・お薬/サプリメントの服用
- マウスウォッシュ
- 喫煙
アルコール検知してしまった場合の対応
- 飲食をされた場合は15分以上空けて再度測定
- 数値が出る場合は水でうがい行い、15分ほど時間をおいて再度測定
- 検知を行う前に真水でうがいをする、または、水や白湯をコップ一杯以上飲んで測定
- マウスピースは定期的に水で洗浄し清潔にする
その他、反応が出やすい食べ物や添加物、日用雑貨、アルコールチェッカーの保管環境、利用場所の環境など、様々な部分について。
「飲酒してないのにアルコール検知器で誤反応?さまざまな事例を解説!」を参考にしてください。
また、いわゆる誤検知についてはアルコール以外の成分への反応など様々な部分で差が出ることもあり、注意が必要です。
そういった情報も含めたまとめは、「アルコールチェッカーに関するニュース」をご覧ください。
その他、ご不明なことや気になることは、お気軽にご相談ください。
注意しなければいけないのは、実際に、夜飲んだお酒がまだ体内に残っている場合です。
中ジョッキ1杯のビールなら、アルコールが抜けるまで個人差はあれど、4~5時間かかります。
それを超えての飲酒ならばそれ以上の時間がかかり、翌朝のアルコールチェックで引っ掛かるのは当然と言えます。
精度の安定したアルコール検知器を利用し、注意事項を守って、飲酒の自己管理もしながら、日々の安全運転にぜひお役立ていただければ幸いです。