養豚業界の灯台を目指して
養豚業界の灯台となる
まず何からお伺いをしようかなと考えた時に、御社のホームページを拝見しました。
とてもわかりやすく、情報発信がとてもしっかりとしていて、聞くことがないのでは?と驚きました。
いきなり「養豚業界の灯台になる」という壮大なホームページなのですけれど。
何のためにこのようなしっかりしたホームページを作ったのかというとズバリ、採用活動の為なんです。
新卒の学生様にこの会社のかっこ良さを、アピールするため、コンサルタントを入れて、5年くらい前にホームページをリニューアルしました。
畜産業界は、慢性的に人材不足は起こりがちです。
そのために、人材の確保は当社にとって重要であると考えています。
読み終わったあとに満足した気持ちになるホームページだと思いました。
働いてみたいという学生さんには、とても魅力が伝わると感じます。
また、働いている方の一日の流れが載っているのもイメージしやすく、その辺りも魅力だと思いました。
充実感が伝わってきますね。
では続いて、何をされている企業様か、教えてください。
はい。養豚の会社で、国内最大級の養豚農場を展開しています。
2%を伺う国産豚出荷シェアということが、強みとなります。
それはシェアが広いということでしょうか?
はい。
養豚の仕事というのは家族経営の延長で行っている会社が多く、大規模でやっているところは少ないのが現実です。
だから大きければ大きいほど、スケールメリットが生かせることになります。
また、最新の設備を入れるのにもお金がかかる。
その中で、資金力を活かしながら、農場設備更新などを、柔軟に対応できる財務体質があります。
そして、豚は非常に病気にかかりやいというリスクがあるので「病気にかかるリスクを防ぐことを徹底している」ということも、強みのひとつです。
ホームページを拝見し、どこも清潔感があるお写真だったので、とてもきれいな印象で、育った環境がわかると安心できると感じました。
安全な豚を届けたい。世界規模の問題として捉え、常に考える
続いて、会社のモットーやこだわっている部分をお聞かせいただけますか?
大切にしているモットーは、常に考えるということです。
例えば、安心安全な豚、と、薬の話。
同業他社が育てている豚には、大体薬品代として1頭当たり、約2,000円かかっているところ、
弊社の豚の薬品代としては1頭当たり、約400円ですんでいます。
薬を使っていないということは、それだけ安全ということになります。
まず、とにかく消費者に安全な豚を届けたいという思いが強いです。
豚はとても病気に弱い動物なので、いかに病気を持ち込まないか?を徹底しています。
ここが、他社と比較して優位性を保てる要因であると考えています。
農場の中は、病気がなく、一番クリーンな場所であるという認識です。
具体的に、農場に入るためにはシャワーインと言って、頭から全身を洗い、着てきたものも農場の中には持ち込まない。
外を歩く長靴と、豚舎の長靴も分けています。
こういった感じで「病気を中に入れない」というルールを徹底し、管理しています。
養豚界の灯台になる!というのは、会社だけの利益ではなく、
養豚界、畜産業界がこうあるべきだということを追求し「ファロスファームのメソッドを養豚業界に伝えたい」という思いがあります。
例えば餌についても、豚に与える穀物が少なく済めば、世界で食料に困っている人に与えることができます。
このように、会社だけの問題ではなく、世界規模の問題と考えて取り組んでいます。
具体的には、出荷できる豚(120kg)に育てるためには、通常約半年かかるのですが、
風邪をひいたりすると、大きくなるスピードが遅くなってしまいます。
ですが弊社の豚は病気をしないよう徹底しているため、発育がよく、健康な豚が飼育できる。
そのため、他の農場では、1頭あたり約400㎏の餌で育てるのが標準のところ、弊社では1頭あたり約300㎏の少ない餌で育てることができます。
これは、健康だから!できることなんです。
少ない餌で効率よく育てることができれば、その分、餌となる穀物が少なくて済みます。
結果として、食糧不安をかかえる人に食料が回るということに繋がる。
これは、SDGSの目標2「飢餓をゼロに」の目標にも繋がっていきます。
素人の私でも大変よくわかりました。
清潔であることを徹底することで病気にならず、餌が少なくてすみ、食糧不安の助けにもなる。
色々なことがひとつながりであることが伝わりました。
業務システム化と、きちんと評価し対応してくれるあたたかな社風
続きましてお仕事をしていて、嬉しいことを教えて頂けますか?
事務方としては、農場の方が豚を育てるために、データーをみるなどをし、サポートできた時が嬉しいです。
農場の支援をすること…Excelやバーコードなどを使ってのシステム化や、農場の成績を見える化していくなどの、支援をしている現状になります。
実際に農場で働く方の場合ですと、出荷される豚を、より元気でおいしい豚に育てたいという気持ちで、豚のストレスを減らす仕組みを作っています。
消費者の皆さまにおいしい豚を届けたい、という意識をもって育てられている、とても繊細な仕事です。
会社のおすすめポイントを教えて頂けますか?
上司が部下をきちんと見て、評価してもらえる社風、向き合ってくれるサポート体制があることですね。
有給が取りやすかったり、臨機応変に在宅勤務などができたりする点も挙げられます。
農場でも週休二日制はちゃんと取れるということも珍しいことです。
農業というと通常、収穫時期などは休みなく、養豚業界においても未だ週休1日という会社が多いのが現実ですが、当社は完全週休2日を養豚業界の中でもいち早く取り入れた会社です。
自動給餌や、夜間に分娩ができ得る限り発生しないよう調整するなど、生産をコントロールしているので、定時で帰ることもできます。
信頼のセンサーで安心。勤務時間がばらばらでも対応できる
次に、アルコールマネージャー® BACtrack®導入の選んだ経緯、決め手を教えて頂けますか?
義務化になるということで、何社か探していたところ、他社は在庫がなかったのですが、アルコールマネージャー® BACtrack®は、レンタル機器の貸し出しがあり、レンタル機の延長にも応じてもらい、そのまま導入となりました。
使い始めたときに、アルコールを摂取していないのに、アルコール検知がされたことがあり、問い合わせをして、理由がマウスウオッシュだということが分かり、センサーに対して安心がもてました。
ありがとうございます。
日々使ってみていかがですか?
前職が運送業会の方が多く、アルコール検知が当たり前の環境だったというのもあり、意識が変わったというよりは、当然のようにアルコール検知を行うようになっています。
アルコールマネージャー® BACtrack®は携帯型なので、出勤時間が違っても対応ができて便利です。
衛生面を考えても一人1台がベターと思っています。
システムの操作など改良してほしい点などはありますか?
管理しているのは運行責任者で、数値をチェックするのが、パソコンからなので、パソコンを見にいかないといけないのが不便ですね。
検知された方の情報だけメール設定方法があるといいなと思います。
実際に検知された方だけを、管理者様にメールを送ることはできますので、設定方法をご案内いたしますね。
Zoomをつなげてお教えすることもできますので、遠慮なくお申し付けください。
また一度アプリの更新で使えない事があったとのこと、申し訳ございません。
今後はアプリの更新に関しても事前アナウンスをより早めに行うようにしていきます。
その他、特に大きな問題もなくお役立ていただけて安心しました。
満足度 他社様への紹介はできますでしょうか?
対応がよかったので、是非おすすめしたいです!
本日はお時間を頂戴し、御社の仕事の内容や、養豚業界、世界情勢まで考えられている会社の方針、とても勉強になりました。
またアルコールマネージャー® BACtrack®に関して、いつでもご要望やご意見があれば、対応して参りますので、遠慮なくお申し付けください。
ありがとうございました。